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みなさんも子どもの頃一度はおやじ観察キットで遊んだことがあると思います。
最初の出会いは確か、当時とっていた学習雑誌のふろくだったと記憶しています。
「えぇぇ!パッケージと違って全然かわいくないじゃないか!?」
僕もそんなふうに思った子どもの一人でした。
あれから20年以上経ち、両親は定年を迎え、団塊ジュニアの自分も気付けばいよいよ本格的に中年に足を突っ込む年齢に。高齢化社会問題がしきりに叫ばれるご時世、なにか「中年」というキーワードは時代の空気を象徴している気がしていました。
そんな折、おやじ観察キットのことを思い出しました。
あれを再現したアプリが作れないだろうか?
その思いつきがこのプロジェクトを立ち上げるきっかけでした。
昔遊んだみなさんには懐かしく、遊んだことが無い若いみなさんには新鮮さを感じて頂けるようスタッフ一同一生懸命作りましたので、ぜひ楽しんでください!
開発にあたり、キットのアプリ化を許可してくださった、アルプス児童文学社の皆様。
ご助言や貴重な資料をご提供下った監修の中山先生、研究室の皆様に感謝を申し上げます。
そして、『島国』という独特の環境が手伝って、我が国日本には他国では見られない多種多様な『おやじ』が生息しているのです。
私は『おやじ』という生き物の魅力に憑りつかれ、長年おやじ研究の世界に身を置いて参りました。
今回はその成果が実り、ゲーム会社さんのご協力でこのソフトウェアを皆様の手元にお届けすることが叶いました。
どうぞ『おやじ』の楽しさを体験してみてください。
そして、皆様がこのキットを通じてほんの少しでもいいので『生物の多様性』についてご興味を持っていただけることを願い、ご挨拶と代えさせて頂きます。